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親方!こんな所にゴスロリメイド喫茶が!
俺たちはとある山中で道に迷っていた。だからこいつとは一緒に行動したくなかった。行き当たりばったりで、その癖結果はオーライになる。俺はそんなこいつに嫉妬していた。どこからか歌声がした。橋の下?
「お、あんな所に喫茶店あるぜ?」
こんな山中に?いざ入ってみればそこにはゴスロリメイド風の女子。
「ラッキーだったな」
女はこいつみたいな軽いタイプが好きなのだろう。
「おい、喫茶店なのにステーキあるぜ?」
早速注文してみることにした。するとデザートにケーキが出て来た。
俺たちはそれを見て絶句した。
「これって、俺たちの顔じゃん?」
そのケーキには俺たちの顔そっくりのプリントが施してあった。
「君達、あの橋を越えて来たでしょう?」
ゴスロリ少女は微笑んだ。確かに橋はあった。
「橋の下を湯舟が通る時に橋を越えるとここにたどり着くのですよ。」
少女の指さす先の窓の外を見ると、地獄温泉の看板が立っていた。
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