突然に実際に起こった事件の裏側

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それは、3歳の時だった。 家族と一緒に買い物に行って、駐車場の順番待ちだった。 笑い声が聞こえる中、突然おきた。 3歳の彼女の目の前に、逆さまに落ちて行くおねいさんを見た。 最初に目が合って、でも笑っていた。 3歳の彼女は、両親に言った。 『あの大きなビルの上から、おねいさんが落ちた。髪の長いおねいさんを助けて!』 両親も、兄弟も信じてなかった。 『あんな遠いビルから見えるはずないでしょ!馬鹿な事は言わないで…気味が悪い。』 買い物を終わり、家に着いた時に彼女は泣いた。 おねいさんを助けてあげられなかったと… そして、次の日の新聞には、彼女が言ったビルから女性が飛び降り自殺した記事が載っていた。 両親は、問いただしたが…彼女は答えなかった。 それからずっと、彼女は何故かわからないだろうけど、 幽霊を見ても、驚く事はなかった。 彼女は神社で、白蛇や狐をよく見ていた。 お寺でも、不思議な事ばかりだった。 ある有名なのかはわからないが… 幽霊の足跡の屏風絵が公開される時に彼女は泣いた。 それもまた、住職が驚くほどに… 彼女の涙の色が血のように赤く流れていたからだ。 ティッシュで拭くが赤くはなかったが、彼女が泣き止むまで、赤い涙は止まらなかった。住職は聞いた。 『どうして泣いてるのか?』 彼女はこう答えた。『何故、ただ子供の寝顔を見たかっただけなのに、こんな風に足跡を残したからって、さらし者にするの? 可哀想だよ。』 それから見える霊を誰にも話さず大人になった。 今のなお、霊を見ても誰にも話してはいないが… 霊感が強くなってしまった彼女は、自分の宿命のままに 暮らしている。 そして時は流れた。 彼女は、両耳を失ったが、霊力で聞こえる波の音を言葉にして、仕事をしている。 電話占い師として! 彼女は傷ついても、涙を流す事はなくなった。 どんなに哀しくても、泣けない大人になった。 信じるかは、読んだあなた次第!
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