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彼は木島 徹(キジマ トオル)、同じ中学を卒業し、過浦高校でも一緒になった彼とは、話が合う友人くらいで、そこそこカッコいい人ではあるけど、少し口は悪く、からかってくる時もあるが、悪い人ではないです。
木島「てか、霊はどした?」
恵「そんなことより、この騒ぎ何なの!?」
霊ちゃんを心配する木島君の質問に、非常識に答えた私は、騒ぎの原因を知りたい一心だった。
木島「・・・熊だよ、裏口の道路に熊が出たんだ。」
恵「ホントに!?」
木島君は少し呆れたような顔しながら衝撃な事実を口にした。それを聞いた私は驚きながら目を窓に向けたが、人が壁のように窓を塞ぎ、大半が私より背の高い人だったことに気付き、別の場所を考えることにした。
木島君に肩車を頼むわけにもいかないし、他の2階や3階でしっかりと見れる教室の数も限られるうえ、この人だかりと大した変わらないだろう。
一階の騒ぎは大した事なかったような・・・?
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