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霊「そういえば、私達のクラスって、一年一組よね?」
恵「一週間前に、もらったプリントにはそう書いて・・・あっここだよ!」
薄暗い廊下を歩きながら事前に、過浦高校から送られてきたプリントを、確認しあう私達は、偶然にも、熊がいるであろう、裏口が見える一年一組のクラスを見つけ、教室のドアの前に立った。
ガララララッ (ドアが開く音)
一年一組の前に立った霊ちゃんは、何の前触れもなく自然にドアを開けていた。
恵「どお、熊いる?」
突然ドアを開けた霊ちゃんに、驚くこともなかった私は、熊がいるかどうか、それしか頭になかった。
霊「あっ!」
恵「えっなになに!?」
いつの間にか教室の中に入っていた霊ちゃんは、驚きの声を上げ、私は戸惑いの声を上げながら、手を繋いでいた霊ちゃんに釣られるように入っていく。
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