第4話 ポンコツ警部補

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 ガリッガリリッ (窓ガラスを、ひっかく音) 恵「わあっ!」  木島君の叫び声に、反応したのかは、わからないが、二足歩行で立っていた熊は、窓ガラスを、爪でひっかき始め、私は少し体制を、崩しながらも、喜びながら驚いた。  パシャッシャッシャッ・・・ (連写音) 恵「霊ちゃん、後で、データ送ってね。」 霊「もちろんよ。」  私の横で、窓ガラスに、切り傷のような跡があり、唸り声を上げる熊を前に、私と霊ちゃんは、楽しんでいた。  ウイーン、ウイーン、(サイレンの音) 木島「ようやく来たか、警察!」  熊が、私達の目の前にいる危険な状況で、お祭り騒ぎの、この教室から、パトカーのサイレン音が、過浦高校に近づいてきた。希望の光でも見つけたかのように、木島君は、喜びながら教室に、戻ってきた。           
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