第1話 疑問の日々

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「・・・・・・」       母のいう事を無視しながらもパソコンの前で最近の話題などを、ネットで調べながらも、小言を言う母に苛立ちを感じていました。        まあぶっちゃけ話題に興味があるわけでなく、友達と会話するためのネタ探しなんだけどね。あまりにも、退屈な毎日のせいか、私は、周囲に関心を抱く事が少ないんです。事件という事件も起きず、私の周りではせいぜい口喧嘩ぐらいの事しか起きないし、平和なのはいいことなんだけど余りにも退屈過ぎる毎日を過ごしているんです。      母が居る事をすでに忘れていた私は、パソコンを眺めながらも10秒程の沈黙が経つ中・・・  「いーすーかーらーたーつ!」            少し低めのトーンで言う母に対し、私は無言で椅子から立つ。そのまま教材や、筆記用具など、リュックに詰め込んでいった!         そんなわたしを後ろで見ている母は、傍観してるかと思いきや私の部屋を物色し始めていた。         いつも突発的な行動をとる母には、今だ慣れません。  
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