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第5話 戦闘開始!
天童「ええっと、これは・・・クソっ、わからん!」
恵「やっぱり来てよかったね、霊ちゃん。」
案の定、裏口の路上に止めてある特殊車の前でオロオロしながら、天童さんはマニュアルを読んでいた。
天童「うおっ、恵、霊まで・・・お前らここまでどうやって!?」
私達は木島君に気付かれないよう、こっそりと教室を出て行き、声が響き渡る廊下を走り、二人仲良く校舎から出て行った。熊がいるとは思えないほど穏やかな天候の空の下を、青春ドラマのワンシーンかのように、歩いて行った。
霊「正面玄関から校舎の左沿いを歩いてきたは。一応警戒はしたけど、若き警察官が奮闘してくれてるおかげで、楽に来れたわは。」
天童「そんな上から目線の説明など聞いてないは!」
霊ちゃんなりの敬意があったんだけどな・・・だがそうこうしている内に、現状はやや悪化していた。
熊「グオッ、グオオオオッ。」
警察官B「天童警部補、対象がスタンロッドの威嚇に、怯まなくなってきました。急ぎ目標対象に射撃を!」
全長2メートルを超える熊は、警察官に迫る勢いで暴れ始めていた。
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