第5話 戦闘開始!

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天童「いや~、たまたま手にしたのが、それだったんだよな・・・ハハハ。」  私達の顔すらも視界にいれないぐらい、動揺を隠し切れない表情で、鼻の頭を大空の雲に突き出すよう、棒読みで答えていた。私たちの懸念の目が哀れむ目に変わる事もしらず。 恵「私達ってやっぱり・・・怒られるの?」  この話を今切り出せば、あやふやな、流れのままのり切れると思った私は、不自然に目線だけを、左に力いっぱい伸ばすよう向け質問した。 天童「なっ、いや、それは。」 霊「一発とわいえ、誤って人を撃ってしまった私が言うのもなんだけど、天童さんが撃ったら、熊はおろか、上の階の生徒に当たってたかもしれないわね。」  うろたえる天童さんに、追い打ちをかけるように霊ちゃんも、不自然に視線だけを右目に向けそう答えた。 天童「・・・まあ、今回の事は、一般の協力あってこそだしな。・・・なあ、お前ら?」  少しテンパりながら、部下の一人に同意を求めるかのように、赤らめながら言った。
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