9 大混乱の末路

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しかし、悶々としてよく眠れないまま迎えた翌日。 大祐は、思いがけないメールを受け取り、新たな混乱の中に突き落とされた。 『昨日は、ありがとう。 お鍋もお料理もすごく美味しかったし、個人的には絵に描いたような 「忘年会」になって本当に楽しかった。 ところで、ちょっと不躾な質問になっちゃうんだけど、私、勝手に 大ちゃんはフリーだと思い込んでいたけど、もしかして違ってたかしら?  ちょっと気になったので、手が空いた時にでもお返事貰えると嬉しいです。』 仕事の合間の小休止。 休憩スペースでこれを読んだ大祐は、口に含んだコーヒーを吹き出しそうになった。 そして、なんとかコーヒーを呑み込んだ後に短くむせ返る。 だが、咳込みながらも、頭の中は激しい混乱に大揺れになった。 な、何っ?! どういう事だ?  って、まさか昨夜(ゆうべ)のアレって本気だったの? そして、咳が落ち着いて深く息をつくと、改めて頭の中に「?」が浮かぶ。 もしかして、やっぱり僕は告られてたのか?
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