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キスマーク…つけられた…。
鎖骨から首筋を通って戻ってきた唇は さっきより強引で酸素を奪い合うような激しいキス
飲み込みきれなかった唾液が口の端から溢れると先生の唇が それを舐めとって…その仕草に頭がクラクラした。
「…んっ…あっ…」
背中に回った手がブラのホックをいとも簡単に外すと腕から抜かれたブラが そっと畳まれて布団の横に置かれる。
恥ずかしくて、反射的に胸を隠した腕ごと抱きしめられた。
「…可愛い」
「…。」
「恥ずかしいの?」
小さく頷く
「…それも可愛い。」
ゆっくり世界が反転して フワンと耳元で鳴った布団の優しい音で 押し倒されたのだと分かった。
「灯りも、消した方がいい?」
「…消したい」
明るいってほどじゃないけど、やっぱり恥ずかしいもん。
手を伸ばした先生がついでみたいに浴衣を脱いだ気配がした。
そう言えば…私の浴衣…どうしたっけ?
明日 先生が寝てるウチに探さないと。
そんな事を考えていられたのも一瞬で、自分を抱きしめる先生の肌に一気にドキドキが高まる。
そっと繰り返すキスも 胸を巡る指の動きも優しいけど…けどっ!
「あっ…んっ…んう…」
甘ったるい声が恥ずかしくてたまらない。
「ああぁっ…」
尖り始めた蕾を指先で摘まれて…
「はぁっ…んっ…あっ…」
「…せ…先生?」
「ん?」
「あっ…はぁ…私…」
キスを中断した先生だけど、蕾をこねる指は止まらなくて
「んっ…私…初めてで…」
「うん」
「…あっ…どうしたらいいか 分からな…んっ…はぁっ…」
「…凪は何にもしなくていい。俺が与える感覚に素直に反応して。」
「んんっ…はぁっ…」
先生は少し考えると 耳元で囁いた。
「『先生』じゃなくて名前呼んで。俺の名前 分かる?」
「…あっ…こ…功輔…さ…はぁっ…」
「…そう 当たり。」
「ああぁっ…んっ…ひっ…あっ…」
爪で蕾をカリカリと引っ掻かれて オクターブ高い声が漏れる。
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