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「…ひゃっ…んっ…ひっ…くっ」
素っ裸で抱きついて しゃっくり出るほど泣いて…ここからどうしたらいいのか 分からない。
これほど引っ込みがつかない状態になった事ない。
神様 教えて!
「ひっ…く…」
先生が後ろにある布団を引っ張り上げて お布団ごと 抱きしめられてると だんだんしゃっくりは落ち着いてきた。
これじゃあ、本当に子供じゃん…。
布団の上からポンポンと宥めるように背中を叩かれる。
「落ち着いてきた?」
コクンと頷くと 頭の上に そっと乗った手が 撫でるように髪を梳いた。
「さっきも言ったけど、無理に今日しなくても大丈夫なんだよ。少しづつでも俺と凪らしくていい。」
やだ…。
わがまま言って、困らせちゃってる…?
小さく首を振ると 先生の唇が耳元で 囁いた。
「じゃあ…ゆっくりしようね。続き。」
先生は 軽くキスをすると「涙でしょっぱい」って笑って 頬の涙を 指先で拭った。
「でもさ…もし、辛くなったら言いなよ。いつでも終わりにして、また今度って出来るからね。」
ヤダ…また今度なんて。
渋々って感じで頷くと 先生のキスが首筋から鎖骨に降りた。
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