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「大丈夫?」
囁く声が心地良くて、繋がれた事が嬉しくて 先生の背中に回した手に力を込めた。
「…功輔さん」
「ん?」
お互いが耳元で囁き合うような会話。
顔が見えないのがいい感じ。
「あの…呆れてる?」
「なんで?」
「さっき…最後までするんだって、泣いたから。」
先生の笑う気配がして、恥ずかしさが倍増。
やっぱり お子様だって 思ったよね。
「呆れてないよ。ビックリしたけど。…ただ参ったなって。」
参った…?
「コッチが暴走しないように気をつけてるのに、ブレーキぶっ壊すような事するからさ。」
「…。」
「大好きだよ。」
掠れた声に身体の奥がキュンとなる。
「私も…功輔さん 大好き…。」
啄むようなキスが繰り返されて
「でも…俺…凪にウソ言った。」
?
「ウソ?」
「どの時点でもやめられるって言ったけど…無理。もう…止められそうもない…。」
熱を少し逃すような先生の呼吸…。
「…やめなくて…いい。やめないで…。」
ゆっくりと中をかき混ぜる熱が 時折 私の熱を刺激する。
「…んっ…あっ…」
「痛くしたら…ゴメンね。」
「…はあっ…大丈夫…んっ…」
「…凪」
「あっ…ああぁっ…はっ…」
グルグルと熱がかき混ぜられて 身体の奥が熱くて…でも…もっともっと欲しくて…。
「…さっき…俺の全部が知りたいって…言ってたけど…」
「んっ…んんっ…んあっ…はっ…」
「もう…ずっと前から俺の全ては、凪の物だよ…。」
熱の波が少しづつ大きくなってるのが分かる。
「…凪。こっち見て…。」
波が大きくなりすぎないように 熱が逃されているのも…分かる。
「こ…すけさ…あっ…はあっ…はうっ…」
「凪…可愛い…」
「んっ…ああぁっ…」
凪…って 先生に呼ばれるだけでも 頭の中がジンジンする。
「…功輔さ…ん。」
波が…大きくなって…先生の熱にかき混ぜられる度にスイッチを押されるみたいに 私の熱が、波が増幅して…
「はっ…はぁっ…んっ…ああっ…功輔…さんっ…好き…あっ…」
もう…声…我慢するなんて…出来なくて
「…んっ…んっ…あっ…」
揺すられて…かき混ぜられて…
先生の汗ばんだ背中につかまってるのが精一杯
「…凪…っ…凪の中…すごく熱い…」
「あっ…んっ…」
先生の手が、花芯にのびて その指先が触れた。
「はぅっ…やっ…やだっ…あっ…そ…それ…ああっ…」
「…波…来そう?」
「はぁっ…ああっ…んっ…」
先生の熱が大きくなって 波が…高くなって…
もう…飲み込まれるっ!
先生の指が花芯を撫でた。
「あっ…んんっ…ああぁっ!」
先生の腰が強く押しつけられて、私の身体の奥の奥を叩く。
「…はぁっ…凪……凪っ!!」
真っ白になる頭の端っこで先生の声を聞いて、私は一瞬意識を飛ばした。
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