第7章優しく口付けて

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「えっ?何それ。」 えっと… 「ワニにヤキモチとかっ!!功輔変わったなーっ! 高校の時の奴らに教えたい。」 ことの顛末を聞いた弓原さんが大爆笑! 「笑うな。」 …。 「だってさ…」 「仲良くした朝に他の男の名前呼ばれるとか、ありえないだろ」 「…すいません。」 穴があったら入りたい。 「でも何でヨツモリ?」 「背中が四ヶ所盛り上がってるからだって。」 先生があからさまに不機嫌…。 「凪ちゃん!結構好きだよ。おれ、そのネーミングセンス。」 「…。」 「君…って事は凪ちゃんはオスだと思ったんだ?」 え? 「…女の子なんですか?」 「オスとか、メスとかあんの?」 「凪ちゃんは、何でオスだと思ったの?」 「…顔が厳ついから。」 「厳つい顔の女の子もいるんですよ〜。たぶんあの子は、女の子だと思うよ。オスは眉毛の辺りが出っ張ってるんだ」 へ〜。 「とにかく初夜で功輔をこんなに狼狽させるとか、凪ちゃん最高!」 やめて〜。
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