第7章優しく口付けて

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荷物を持ってくれたベルボーイさんの後を着いてエレベーターを上がっていく。 高層階なんだ…。 着いた部屋は インテリアが素敵なお部屋だった。 「お洒落な部屋…」 「気に入った?」 「すごく…。壁紙とか家具とかも!」 「良かった。凪が好きな雑貨屋さんの…何だっけ…イザベル…」 「イザベルスイート?」 「そう。そこのデザイナーさんがプロデュースしてるんだって」 「そうなんだ。先生…探してくれたんだ。ありがとうございます! あちこち見てもいい?」 「どうぞ〜」 バスルームや、トイレも予想通り素敵。 アメニティも…。紅茶のティーバッグも 色んなハーブティーがあったり…。 「満足?」 「すごく素敵!全部が好きです!」 「そう?」 功輔さんは、ニコニコ笑って、ベッドの上に広げていた荷物をゴソゴソやってる。 「凪、ちょっと酔ってるみたいだから、俺 先にシャワーしてくるよ。ベッド でコロコロしときな。疲れたでしょ?」 頭をポンポンとされると、何だか子供になったみたいで ベッド の端っこに座った。 先生は小さく頷くと優しく笑った。 先生がバスルームに行っちゃうと 何だか 急に静かになった感じ。 ベッド に横になる  天井もライトも可愛い。 やっぱり…今日も…するのかな…。 昨日の夜を思い出して顔が赤くなるのが分かる。 思わず枕に顔を埋めて 慌てて離れた。 お化粧着いちゃったかな…。 そして また 頭の中は あの疑問…。 する…のかなぁ? 可愛い下着とか、部屋着持って来てるけど…。 昨日は よく分からなくて夢中だったけど、分かった今となっては…余計に恥ずかしい…。
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