第7章優しく口付けて

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「じゃあ、そろそろ寝よ。」 ドライヤーを片付けた功輔さんに手を引かれて ベッドまでくると コテンとベッド に入れられて…。 抱きしめられた…。 フワフワお布団の中で、密着。 …さっきの話の流れからすると、今日はエッチな事しないんじゃ…ないの…か? 「あの…功輔さん?」 「ん?」 後ろを振り返ると すぐの所に功輔さんの顔があって 慌てる。 「あの…今日は…えっと…しないんじゃないの?」 ちょっと 笑った気配。 「しないけど。しないけど、くっついて寝たい。今日 運転頑張ったからご褒美。ダメ?」 「ダメじゃない…けど」 「けど?」 「ドキドキして眠れない」 「じゃあ、凪が眠れるまで お喋りしよう」 「…うん」 功輔さんの指が髪をすいて耳にかけた。 こういうのが ドキドキするんだよぅ。 「今日、楽しかったね。」 「うん! 何が一番良かった?」 「やっぱり動物園かな〜」 「功輔さんは?」 「俺も動物園かな。でも…」 「ん?」 「凪が不足 充電切れ。」 何だか嬉しくて ふふっ て笑うと ギュッと抱きしめられた。
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