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いつもなら、「早く着かないかな~」とか思う先生の家の最寄り駅。今日は気が重いせいか もうついちゃった…。
ノロノロ改札に向かうと、向こう側に先生が立ってるのが見えた。
うそ? 時間言わなかったのに。
「先生?なんで? 」
「凪、ウチに来るとき この電車か、次に乗ってくると思ってたから」
2人で並んで歩く。
先生のウチは駅近で、歩いても すぐ。
2人共なんにも喋らない。
「凪…手、繋ご」
先生…怒ってないの?
「はい…。」
手を繋いだけど、付き合い始めよりぎこちない。
先生の家に着いたけど、もう慣れた空間なのに どうしたらいいか、まごまごしちゃう。
「どした?お茶いれるから、座りなよ」
なんだか…いつもの2人がけのソファじゃなく、1人ソファに ちんまり座った。
先生が持って来てくれたのは、私用のマグカップに入ったミルクティ。
先生は「熱いよ。」そう言って、私の前にマグカップを置くと ソファに座った。
「あの…あの!!昨日、ごめんなさい!私、先生に嫌な思いさせちゃいましたよね?あの時は、そんなつもりなかったんだけど、後から家に帰って…きづいたんです。ごめんなさい。」
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