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「お待たせしました!」
丁度お料理が運ばれて来て、みんなでおしゃべりをしながらの楽しい食事会になった。
おばあちゃんおススメのグラタンも、とても美味しい!
ホワイトソース滑らか!!
おばあちゃんの方を見ると「美味しいでしょう?」っていうように ニコッと笑って、そのお茶目さに私まで嬉しくなった。
高杉家、仲良い! 本当に居心地いい!
そんな楽しい食事会が終わって、ルミエールを出る頃には 夕方が近づいていた。
「凪ちゃん、今日は本当に楽しかったよ。またおいで!あ、そうだ。ウチのホテルで女性向けのプランわ新しくする事になって、モニター募集してるんだ。萌子にも頼んだんだけど、凪ちゃんもお友達と泊まりにおいで。功輔にチケット渡しておくから。」
「ありがとうございます!私こそ、本当に楽しい一日でした!」
「こちらこそだよ!昔の話も聞いてもらちゃって、懐かしかったわ。また来てね!コウちゃんが居なくたって、遊びにいらっしゃいよ~!」
「はい!ありがとうございます!」
みんなで、高杉家までの道を ブラブラ歩く。
先生とおばあちゃんが、楽しそうにおしゃべりしているのも、いい感じ。
そんな事を後ろから眺めていると、いつのまにか お母さんが隣に来ていた。
「凪ちゃん、今日はありがとう。楽しい時間だったわ。
功輔、大切な人の前では あんなに柔らかく笑うのね~。
功輔、小さい頃から手がかからない子だったけど、その分 人を必要としてないっていうか…。でも…きっと凪ちゃんの事 、大好きなのね。凪ちゃん無しでは、いられないっていうか。
凪ちゃん、これからも よろしくね。」
「2人、何話してるの?未来の嫁と姑?」
「功輔が、意地悪したら 叱ってあげるから、言うのよ!って凪ちゃんに言ってたとこ」
「もちろん、そうなったら功輔の味方なんて ウチにはいないよ!凪ちゃん、遠慮なく言うんだよ~」
「大丈夫です。先生には いつも大事にしてもらってますから。」
「えっ!?みんな なんで俺が凪に意地悪する前提なの?大事にしてるのにな~」
後ろを振り返った先生が笑いながら そう言って、みんなで大笑いした。
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