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【今度の土日のどっちか、出かけようか?都合はどうですか?】
先生からLINE!!しかもデートのお誘い!
【じゃあ…日曜日!お願いします!】
【了解です。どっか行きたいとこ 考えておいてね】
【こっちも了解です!】
どっかって…先生と一緒なら、どこでもいいよ!本当に!
その後、学校の課題に手がつかなくなっちゃったけど、しょうがない!
初デートなんだもん!
私は高校卒業した後、大学の家政科に進学した。栄養士の資格を取りたいと思って。食べる事が大好きだから、将来的には食べ物系の仕事に就きたいな~と思ってるんだ。
日曜日、待ち合わせ場所の駅に行くと…先生!
早いよ! 私も早めにって思って出て来たのに…待たせちゃったかな。
バタバタと走って行くと、先生が気がついた。
「おはよう。どうしたの?走って来なくても まだ大丈夫なのに。」
「待たせちゃったかなと…ハァ…思…ハァって…」
「大丈夫だよ。女の子は ちょっと遅れて来るぐらいでもいいと思うよ」
「でも 先生が居たから、早くそばに行きたかったんです」
「…。」
「…?」
「凪…可愛い」
真顔で言われて 顔から火が出そうになった。
「凪?」
そう言って、先生が手を差し出した。
手…手汗大丈夫かな?今日、ハンドクリームつけたっけ?なんて考えていると。
先生が ニコっと笑って私の手を取った。
これがデート…?何か…ドキドキし過ぎて心臓壊れそうだよ。
「凪とこうやって、手を繋いでいるなんて 何か…信じられないよ。いい歳して すごいドキドキしてる」
先生が耳元で、囁いた。
先生も…?
「私も!今 心臓壊れそうって思ってた!!」
なんだかよくわからないけど、嬉しくなって 2人で笑いあった。
すっごい幸せ~!!
「凪、どこ行くか考えた?」
「ありきたりだけど、映画!今 観たいのあるんです。〇〇なんだけど、どうですか?」
「いいよ!俺何だかんだ言って、そのシリーズ気になってたんだ。」
2人の ザ.デートな1日が始まりました。
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