白い世界
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白い世界
何も無い―― ――ここはどこだ? 見渡す限り真っ白な空間に俺は立っている。 どうやってここに来たのか、何故ここにいるのか、自分の名前以外には、何も覚えていない。 とにかく、出口を探さなければならない、周りに人のいる気配は無い、せめて誰かいないものかと、俺は歩き出した。
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