0人が本棚に入れています
本棚に追加
寝腐れてやり過ごす毎日。
誰か自分を見てくれと思うだけの毎日。
何もせず何も生まず流れていく日々。
誰かを妬んで羨んだ日々。
掴もうと思えばいくらでも機会はあった。
自信が無くて怖くて逃げたのは自分だった。
人のせいにすると楽になると知った。
今はそのツケに追い回されている。
どうにかしようと足掻いた毎日を取り戻せ。
何か出来ると無鉄砲だった日々を取り戻せ。
少しの光も取り零すな。
前を向く自分を思い出せ。
傷なんてまだ浅い、闇なんて深くない。
這いずり回ってでもそこから出ろ。
その内誰かが現れる。
体温を持った誰かがお前を包む。
真っ赤になった手は温め直せ。
日の当たる場所は必ずある。
最初のコメントを投稿しよう!