11758人が本棚に入れています
本棚に追加
ーその日の昼
窓から差し込むポカポカ太陽の光が、背中を暖めて睡魔に襲われる。
結局、自宅に帰宅したのは夜中の2時半を過ぎていた。
蛍は私を自宅に送り届けて、タクシーで帰ると、帰って行った。
デスクで仕事をしながら、睡魔との戦い。
今日は定時で上がって、昨日の分も寝なければ、今週を乗り切れる気がしない。
チラッと慶太を見て、蛍と夜中に話したことを思い出す。
早い方がいいに決まっているけれど、今日は無理だ。
ベストコンデションの時とまでは言わないけれど、今日は止めておこう。
私の視線に気付いた慶太が私を見た。
何?と仕草で問い掛けられて、私は何もないと小さく首を横に振った。
最初のコメントを投稿しよう!