11758人が本棚に入れています
本棚に追加
帰宅した私は、お風呂に入って、昨日の分を取り戻すように眠りについた。
身体が睡眠を要求していたのだろう。
ベッドに入ってすぐ記憶がない。
おかげで翌日は朝の5時前に目が覚めた。
夕食も食べずに寝たものだから、お腹がすいて目を覚ました。
朝からお味噌汁を作って、魚を焼いて、しっかり朝ごはんを食べる。
ずっと食欲がなかったけれど、心底美味しいと思った。
ふと、スマホに目をやると、お知らせランプが点滅していた。
画面を確認する。
慶太からのLINEだ。
《昼休みに話しよか?昼飯おごる》
昨日の24時前に来ていたメッセージ。
私は了解のスタンプを送る。
昼休みより、夕食のタイミングの完全プライベートな時間が良かった気もするけれど、ワガママは言っていられない。
ちゃんと気持ちをぶつけようと決意する。
最初のコメントを投稿しよう!