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ふいに麻子が「でもさ……、おかしいよね?」と言った。 「なにが?」 「だからさ……辰夫くん、事故ってすぐに、死んじゃったらしいのよ」 「……うん」 「だから……育美に送られてきたメールさ……おかしいよね?」 そこでようやくわたしも気づいてしまい、ふたりでどんよりしてしまった。 辰夫はわたしを呼び出してどうしたかったんだろう。
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