第一章 ウインナー珈琲

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そこにはウインナー珈琲500円と書いてあった。 他の銘柄の珈琲と同じ値段なのに、ウインナーがついてこの値段は得に覚えた。 よし、これにしょうと二人は同じウインナー珈琲を注文した。 5分ぐらい後のち、洒落た焦げ茶色のプレートに運ばれて、泡だった珈琲がテーブルに置かれた。 ウエートレスが去った後「あれえ?ウインナーが無いねえ」と松葉が小さな声で囁いた。 『多分、後で焼いて持って来るんやろ』と言うと「そやな、待っとこか」と松葉が応え二人でしばらく待っ事にした。 2分がたち3分が過ぎ5分をこえた。
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