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僕は掛け布団を翻し飛び起きる。朝だ。まるで今まで呼吸がなかったかのように、一度に大量の空気が肺へと流れ込む。何か夢を見ていたような気がする。しかし夢とはそういうものだ。目覚めたときには、はっきりとしない。ただ、自分が死ぬ夢だったような気がする。それも何だかリアルだったような。僕はベッドから出て服を着替える。今日は宅配便が来るはずなので朝八時を過ぎれば午前中は身動きが取れない。今のうちにコンビニへ行って朝食とコーヒーを買ってこよう。それにしても今朝の気温は一体何度なのだろう。寒すぎる。僕はいつもより一枚多く重ね着をして、家を出た。
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