1章  【狂った空間】

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 そんなリデルを嘲笑うかのように横についた顔がケタケタと不気味な嗤い声を発しながらゆっくりとリデルに近づいてくる。リデルは必死に後退りしながら震える手でハンドガンを撃とう銃口を向ける。緊張で汗が吹き出し滑って狙いがうまく定められない、それでもリデルは引き金に指をかけ力をこめる。  その瞬間、リデルの視界は真っ暗になった。何が起こったのかわからない。  ただいきなり暗転したのだ。
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