>>8 指輪と慎さんのbirthdayと初めての…

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あたしは,『あぁ〜』っと聞いて来た事に納得し,“じゃぁ昼休みになって都合が良くなったら2階に来て。準備しとくから”っと微笑みながら弥姫に伝えて,今度こそ2階の自宅へと戻ったのだ。 あたしと璃桜くんがサロンから去った後,弥姫がスタッフ達にあたしとの関係を質問されまくったのは,言うまでもない。 2階の自宅に戻ったあたし達は,真っ直ぐにお風呂場へと向かい,脱衣場で璃桜くんを下ろした。 「璃桜,先に服脱いでてくれる?」 「んゅ?ママはにゅがにゃいの?」 「ママ,着替え取って来るから,その間に服脱げるかなぁ〜…っと思って…ムリかな?」 あたしが目線を合わせる様にしゃがみ込んで璃桜くんの頭を撫でると,“ボクできゆ〜”っと言いながら服を脱ぎ出した。 あたしは,“すぐ戻って来るからね”っとだけ言い残して,急いで着替えを取りに行き,再び脱衣場へと戻った。 「ママ〜こえとっちぇ…」 「あぁ〜…さすがに,コレ…ネックレスは自分で取れないね…」 あたしは苦笑いしながら,3人お揃いのネックレスを外してあげ,あたしが外したネックレスを置く為に慎さんが用意してくれた,ジュエリートレーの上に自分のと一緒に置く。 あたしは,服だけ脱ぎ下着姿になると,下ろしていた髪を崩さない様に1つに纏め上げる。 「ママ,しょのままちゃわーしゅゆの?」 「ん……ママは,璃桜の汗を流すお手伝いをするだけだからね。パパがお仕事から帰って来たら,夜に3人でお風呂に入るんでしょ?」 「うん♪ ちゃんにんで,おうろはいゆ〜♪」 璃桜くんは,3人でお風呂に入る事を楽しみにしつつ,お風呂場に入る。あたしはと云うと,シャワーのお湯の温度を確かめ,璃桜くんの身体へと掛けて汗を流した。 汗を流した後,部屋から持って来た服に着替えさせて,あたしは着ていた服にもう一度袖を通して,風呂場を後にした。 「璃桜〜,何して遊ぼうか?」 子供用の麦茶を璃桜くんに渡しながら聞く。 「んゅ? ん〜…んと……」 璃桜くんが,真剣に悩む姿を微笑ましく思い,見守って居た時に,あたしはある事を思い出した…。 「あっ!!そぅだ。璃桜,ちょっと待っててね」 「……?」 璃桜くんが首を傾げてる傍を通り抜けて,あたしは3階にある自室に急いで向かい,少し前に購入したある物を手にして璃桜くんが待つ部屋まで戻った。
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