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「そっか...してないんだね...。 あっ!!ちょっと待ってね....。えっと....確か...IDがこれで...パスワードが...」
あたしは,自分が持っているつぶやきアプリを再ダウンロードをし,アカウントを復活させ,璃桜くんが作ったアクセサリーの写メを撮ってUPし,反応を待った。
すると,5分もしないうちに,フレ登録している人から反応があった。
「わっ...まだ投稿して数分なのに,コメントが付いてる」
あたしは,慎さんと一緒にそのコメントを読んだ。
「“この作品が息子さんの手作りって...クオリティ高すぎっ!!ってか,久しぶりの投稿を見て驚いた事が...いつの間に結婚したの?(笑)”“息子さんの手作り?!見えな〜い。 売って欲しい”ってコメントが来てるわね」
あたしは『コクン』っと頷く。
「こんなに早く反応があるなんて....凄いわね」
慎さんは,投稿したページを何かを考え込みながら,マジマジと覗き込む。
「慎ちゃん? どうか...した?」
「ん〜...どうもしないわよ〜。ただ...」
“ただ...?”っとあたしは首を傾げて聞き返す。
「こんなに早く反応がある事に驚いたのと...公式サイトよりも,こう言ったSNSの方がみんなに見てもらえるのかなぁ〜って...改めて思ったの...」
「う〜ん...専門家じゃないから,はっきりとした事は分からないけど...SNSやってる人の方が多いからチェックしてる人は多いかも...」
そんな事を話して居ると,また新しいコメントの書き込みがあった。
「“ホントに子供さんの手作りですか?自分もモノを手作りするのが趣味なので,思わずコメントしてしまいました。これからも作品の投稿楽しみにしてます”...だって」
「こういうコメントって嬉しいわね」
慎さんがそう話してたかと思うと,
「パパ,こえ,あげゆ〜」
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