1-3『少女と学友たち』

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シャインは微笑を浮かべたまま、私を見つめる。 「一緒に戦える時が楽しみよ、早く騎士になれるように頑張ってね、四人とも」 そう言ってシャインは歩き出した。「えっ」と驚いた試験官が慌ててシャインを引き止める。 「な、なぜ帰ろうとしているのですか!?」 「だって私、この四人の戦いぶりを見たかったから来ただけですもの。終わったから帰るわ」 騎士団副長シャイン、なんとも自由な女である。
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