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梵天は悟ったのだった。
子供には親に甘える時期が必要なことを。
それだからこそ菊を五年で返したのだった。
そして意外なことに人口も思いの外ふくれあがっていた。
菊の変わったところは、二人に会えず、少し窶れたことだった。
梵天はそれも心配していた。
この輝吉と菊の二人の一途な話はこれでおしまい。
今でも輝吉と菊と蘭は三人で空間の狭間で幸せにくらしています。
このあとの物語はまた別の機会に……。
完?
六番目の赤い月-2nd-に続く
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