58人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ
13
しっかりと俺も抱きしめ返すと
安心したのか
ユキはスーっと眠りについた
俺は暫く抱きしめたまま
可愛い寝顔を見ていた
喉が渇いたから
ユキを起こさないように
起き上がって
着替えてから
コンビニで買ってきた
ミネラルウォーターを飲んだ…
すると…
「陽太くん…」
名前を呼ばれて
振り向くと
ユキが目を潤ませて
今にも泣きそうな顔している
「どうした?ユキ?」
ペットボトルをテーブルに置き
慌ててユキの隣に寄り添った
「居なくなったと思ったの…」
「大丈夫…水飲んでただけだから」
ユキの髪にキスして
髪を優しく撫でた
「ユキ?寒くない?
浴衣着る?」
「…うん。」
浴衣等をユキに渡すと
着替えるユキ
ベッドに入ってきて
俺にしがみつき
見つめながら
「ギュッとして?陽太くん」
ギュッと抱きしめると
ユキはまたスーっと眠りにつく…
俺もウトウトしていたら…
そのまま…
眠りについた…
………
最初のコメントを投稿しよう!