三話 裏切り者

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 カミオロシの力を持ちながら、それに気づかれなかった者たち。  認められなかった者たち。  里を破門された女、極北闇子は、とある人物の協力を得て、見逃された者たちを次々と仲間に加えていった。  と、同時に、彼女は、一族の力を利用し、多くの神を創造した。  当然、禁忌だ。  生み出すことの出来る神は、一人、一体。  その禁を、彼女は破った。  その結果、やがて、彼女の生み出した神々が暴走。  彼女は自らが生み出した数十体にものぼる神に体を乗っ取られ、見るも無残な醜い化け物に変わり果てる。  その化け物を倒して、その化け物を操っていた黒幕を追い詰めて、ゲームは幕を閉じる。  主人公たちは、またいつもの日常ーー怪人退治へともどってゆく――というストーリーだ。  ……もはやこの世界は大きくゲームの流れを外れてしまったようだが……  それでも、やはり、重なる部分はある。  
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