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が。
娘の次の一言で。
さらなる絶望にたたき落された。
認めたのだ。
男の娘は。
自分が、少なくとも、浅野家の人間を皆殺しにしたことを。
そして浅野の家は、古くから男と付き合いのある家だった。
「な、なぜだ……なぜお前が、浅野の人間を殺さなきゃあならんのだ!
あ、ありえない、そ、そんなはずはありえなああああああい!」
狂ったように顔面をかきむしる男。
その顔に、赤い線が走る。
「もてあそばれたの」
「も、もてあそばれた……?」
信じられない、という表情を浮かべる男。
「ええ。もてあそばれた」
娘は、腹を、さすった。
「ここに、彼の子供がいるの」
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