ホットココア
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ホットココア
「それ、クセなの?」 そう言われて初めて気付くことがある。 「え?」 「いや、ほら、それ」 彼の言葉に私は自分自身へ視線を向けて確かめる。 広くて明るいカフェの一番奥のテーブル。 大きな窓からの光が差し込む一番お気に入りの席。 気づけば、いつも私はこのソファに座っている。 でも「クセ」とは違う気がする。 彼の言っている私の「クセ」とはなんなのだろう?
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