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それをじゅぼじゅぼとしゃぶっていると、硬度が増してゆき、血管を浮かび上がらせたペニスが、隆隆と勃起した。
はっ……、と怪士の唇から熱い吐息が漏れた。
感じているのだ。
それはそうだろう。淫花廓の男娼に奉仕されて、勃たない男はいない。
アザミは唾液でぬらぬらと光るペニスを、膝立ちになって跨いだ。
まだ、客の吐きだした精液の残る後孔を、破れたストッキングの隙間から、後ろ手にした自身の指で左右に開く。
とろり、と落ちた白濁が、怪士の牡に掛かった。
ゆるゆると、腰を落として。
開いたアヌスへと、男の先端を当てる。
「ペニスはね、他の牡の精液を掻き出すために、こんな形をしているそうだよ」
男のカリの部分を、指先でくすぐって。
「おまえのコレで、掻き出して……僕の中を、きれいにしてくれ」
アザミは笑いながら、ぬくっ……と太い男の欲望を、身の内に収めていった。
咎めるためにか、促すためにか、男の大きなてのひらが。
アザミの太ももを掴んだ。
その熱い体温に。
アザミはぶるりと、背中を震わせた……。
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