クロック

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2999年1月1日の9時ごろにその事件は起こった。 その事件とは、マジルの親が悪魔に殺されたという事だった。マジルは14歳だったため、この事にすごくショックを受けてしまった。 そんなある日、マジルはふと思った。『そうだ!昔父さんに止められたあれをやればいいんじゃないか?』そう思ったマジルは、さっそく部屋に戻ってそのあれを試して見ることにした。 部屋に戻ったマジルはまず机の上にある落として壊れたプラモを触り『1時間前の状態になれ!』と心から念じた。すると、なんと1時間前の落とす前の状態になっていた。それを、見たマジルは喜びに満ち溢れた。 しかし、そのうれしさと同時にある事を思い出した。 ある事とは、父さんにこの力を止められた時に言われた言葉。それは、『これを、もう使うな!この時を戻す力(クロッタ)を使うとお前の何かが削れてしまうぞ』という事だ。 この事を思い出したマジルは自分の体を見回した。体に異変はない・・・が、とっさにある事ができないとマジルは悟った。ある事とは、記憶があまり思い出せないという事だ!だが、自分の名前や親の事件の事はしっかり覚えている。マジルが『良かった。』と一安心した。
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