白夜の薔薇

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顔をしていたのです、 あわてて離れるとそれでは私はここで失礼します、明日8時に迎えに来ますというので、上がっていってこの人がどんなムチャをやったか聞かせて、 ねえあなたいいでしょうというと、そうだな、しばらくの別れになる今日は作戦成功のお祝いだ一杯飲もうと誘ったのです、 お風呂が沸いているわとゆうので、ここの風呂は大きいんだ一緒に入ろうと横山を誘い湯船から体にお湯をかけると、閣下背中を流しますというので、 え~日本陸軍の中佐の三助とはこれは恐れ入る、頼むよと背中を向けたのです、 流し終わると高杉がそれでは今度は僕が背中を流してやるよと言うと、とんでもない閣下にそんな事させられませんと断るので、いいじやないか、 日本陸軍少将の三助もめったに見られないぞと無理やり体を回しごしごしと背中をながしたのです、 二人で湯船に入ると、しかし閣下はとても将官とは思えない人柄ですね、今日一緒に出撃したみんなが閣下の部下になりたいと言っていましたと言う、 のでみんなは僕が緻密で先を見通していると思っているけど、今日の敵の戦闘機を叩こうと言ったのはとっさの思いつきだよ、     
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