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白夜の薔薇
白夜の薔薇1
毎日無気力に生きてる一人の女と、頂点を目指し走りつづける男、相反する生き方をしてきた二人が、偶然に出会ってしまう
男は女に自分にない優しさを、女は自分にない激しさを感じてしまう、男は女を食事に誘い、その途中自分の激しさを隠すため、
一輪のバラをプレゼントする、女は男の意外な行動に、とまどいなから遠い昔に情熱的だった、自分を思い新しい恋の予感を感じる
しかしこの出会いが、二人を意外な方向へ導き、運命の歯車が大きく変わる事をまだ二人知らない
そう女の名前は、華、取り立てて美人でないが、昔木綿のハンカチ━フを歌つってた、アイドルに目元がよく似てる
見た目はのんびりしているように見えるが、下町で育ったせいか、祭りにはみこしを担ぐチヤキチヤキの江戸っ子である、
そんな華が毎日を無気力に暮らすようになったのはそうそれは今から5年前の暑い夏の事であつた
華は東北の温泉に友達と夏休みを利用して来ていた、ひなびた温泉だけどお湯はいいし、料理もおいしくて大満足
一泊して次の日には東京に帰る予定だったが、朝起きて見ると友達の姿がみあたらず忽然と消えてしまったのである
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