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「そんなことない。最高の出来だよ」
和也さんの笑顔は、まぶしすぎて直視出来ない。
「もっと自信を持ちなよ。柚子ちゃんのセンス……好きだよ」
「えっ!?」
過剰に反応して、顔を上げてからハッとした。
馬鹿っ!
好きなのは私じゃなくて、私が作ったケーキの飾り。
それだって、ネガティブな私を励ますためのお世辞かもしれないのに。
どうしよう。顔が熱い。
真っ赤になってやしないだろうか。
なにか言わなきゃと、口を開きかけた時だった。
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