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今日のお客様は、とても偉い方だから粗相のないように。
楼主直々に言い渡されたマツバは、客の趣味であるという乗馬につき合わされていた。
手入れの行き届いた毛並みの美しい馬に跨がったマツバの後に客の男も跨がる。
しかし当然ながら、ここは優雅に乗馬を嗜む場所などではない。
マツバが跨がる部分の鞍には、男性器を擬した、いわゆる張り形が埋め込まれており、マツバはその上に腰を下ろすように促されていた。
張り形の表面は突起でボコボコしていて、それを咥えたまま馬に揺られればどうなるかは一目瞭然だった。
「だ…旦那様っ……あのっ」
口答えはご法度だとわかっていても、迫り来る凄絶な快楽を前にして震えが止まらない。
「どうした、きちんと座りなさい」
男の手が着物の上から腰を掴むと、張り形の上に導いた。
「あぁ、着物があるとよく見えないな。自分で捲ってごらん」
更に羞恥を煽るような事を言われ、マツバは唇を噛みしめた。
大事な客だから粗相のないように。
楼主から言いつけられた事を思い出す。
「はい、旦那様」
マツバは従順に返事をすると、自ら着物を捲ってみせた。
下着は身に付けておらず、スラリと伸びた脚と慎ましい性器が露になる。
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