誰かが隣にいてくれる

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 シャワーの音が聞こえてきた。  蓮は、成瀬のいるバスルームへ入っていった。 「先生、背中流してやるよ」 「ん? いいのか」  バスチェアに腰かけて背中を向けた成瀬は、全く疑うことを知らなかった。 「隙あり!」 「うぁ!」  蓮は、成瀬の前に手を滑らせると、そのペニスを掴んでいた。 「洋介先生、大きい!」 「やめなさい! 撫でまわすな!」  けらけらと笑って、蓮はバスルームを出て行ってしまう。 「全く……」  ここまでは、成瀬も笑っていた。  肉親の代わりに、私にぬくもりを求める少年と、蓮のことを思っていた。
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