友達以上恋人未満

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遂に言ってしまった。口から出てしまえば引っ込める事など出来るわけもなく、ドキドキハラハラして、心臓がバクバクと激しく鼓動しているのを感じながら、彼女を見つめると「わ、私は、幼稚園で初めて会った時から、ずっと好きだったんだから!言うのが遅いのよ、バカ」と、林檎の様に頬を真っ赤にしながら抱き付いてきた。 「そっか、ごめん。伝えるのが遅くなって」 「本当よ」 ヒラヒラと舞う粉雪に光が反射して、まるで俺達を祝福してくれている様だった。
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