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「おじさん、おばさん。
僕にとって、のどかさんのいない人生は
考えられません。
必ず幸せにしますから、どうか結婚させて
ください。」
修努は、再び頭を下げる。
「お父さん、お母さん、お願い。
私も修努と結婚したいの。」
私が言うと、
「 相手が修ちゃんなら、反対する理由がない
じゃない。」
と母が言った。
「子供の頃から、あんなに可愛がってくれたん
だもの。
きっと一生大切にしてくれるでしょ?」
「はい! もちろん!」
「いいわよね? お父さん?」
母が父に確認する。
「まあ、どこの馬の骨とも分からん奴に
盗られるよりは、いいかもな。」
「ありがとうございます。
必ず、幸せにします。」
修努は嬉しそうに微笑んだ。
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