4628人が本棚に入れています
本棚に追加
「え!? 社長、ひどいですよ。」
と真下さんが口を尖らせて抗議すると、
「じゃあ、真下は佐倉さんには全く気がないという事でいいんだな?」
と修ちゃんは人懐っこく笑う。
「え、それは… 」
真下さんが、一瞬、言い淀むと、
「ほら。さ、佐倉さん、どうぞ。」
と修ちゃんが言うから、私は、
「はい。失礼いたします。」
と修ちゃんの隣に座った。
「いただきます。」
と手を合わせて、私は食事を始める。
「ん、おいしいですね。」
私は修ちゃんを見て言った。
「だろ? 気に入ってもらえて良かった。」
修ちゃんが優しく微笑む。
「のどかさんは、何歳ですか?」
真下さんがニコニコと会話に割って入った。
最初のコメントを投稿しよう!