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ピピピピ
「っし!」
寝てるか起きてるか曖昧な状態を続けて気付けば朝。
跳ね起きるように目覚まし時計を止めカーテンを開けると、清々しい青空が広がっていた。
まるで今日この日の俺を祝福してるかのようだ。
「これから俺の時代か…漲ってきたっ!!」
飛鳥魔術学園。そこが今日から俺、高杉晃が通うことになる学校だ。
魔術が世界に浸透して約1000年。様々な魔術を学べる学校の中でもかなり有名な部類に入る所だ。
初等部、中等部、高等部があり基本的には初等部から入学して高等部までって流れなんだけど、たまに俺みたいに途中から入学する人もいるらしい。
しかも高等部からってのはかなり珍しいらしくて、授業についていくのは難しいとか入学試験の時に言われた。
正直、魔術の勉強なんてここに受験する時に少ししたくらいで、それまでは普通の学校に通ってたから確かに不安ではある。
でも!今は楽しみで仕方ない!
あんなの使えたら人生楽しいに決まってる!誰かを助けたいとか何かを守りたいとかそんな大層な信念は無い!ただ魔術を使いたい!それだけ!
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