聖夜の贈り物~5~

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 このまま宏実さんのペースに飲まれるのは、ちょっと不満。  だから。  宏実さんに気付かれないように、右手を下の方にゆっくりと忍ばせる。 「そこまで言うなら、こっちの準備は万端ですよね」 「あっ」  つぷ、と人差し指を入口に押し当てると、ビクッと反応して私のシャツを握る宏実さん。 「力を入れなくても入っちゃいそうですね」 「・・・っ、やだ」  指に纏わりつく厭らしい愛液を眺めて言えば、照れたのか顔を背けられてしまった。  さっきまで私を誘惑するような瞳を浮かべていた小悪魔は、いったいどこにいったのか。  
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