第一章 周りをぐるっと見回すと

5/5
前へ
/5ページ
次へ
それだから都会にあこがれ、 住んでみたら大して変わらず 人はクズで 中途半端な人生のまま死んでいくのばっかり。 この人類史の9割方がそうしてきた。 一時、有名になることはあっても プライバシーもくそも無く 宗教的にヨイショされるその姿は アイドル、子役、俳優、女優、タレント、ミュージシャン、声優、芸人… 有害以外の何物でもないわな。 そうやって祭り上げられる奴らのせいで 庶民は自分らの個性を失っていく。 自分は自分でやっていこう。 こういうインターネットも、実際ゴミなだけ。 現実世界で自分で金作れば 特に必要はないだろう? 自給自足に路上で日銭稼ぎ やれることは星の数ほどある。 ただ、誰もやらないだけだ。 誰もやらないから、やったら恥ずかしいと思うのさ。 だから会社で使われる道を選ぶ。 それが一番楽だと最後に気付くし、 誰だって責任なんか持ちたくない。 嫌な思いをしたとしても、 まあとりあえず金がもらえるならいいや、と。 いつしかその鬱憤が 後輩や外の人間に 牙をむかなきゃいいけどな。 自分で利用される道を選んだのなら そうやって死んでゆけ、庶民共。 だから庶民なんだよ。 良いように使われてしまうんだよ。 永遠に。 会社に。 社長に。 上司に。 周りに。 国に。 この田舎の奴らのように。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加