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「ナオ、大丈夫⁉」
充分に解したあと、体をころんと仰向けしてもらい、指と指を絡め合い、甘い口付けを交わすーー。
しつこいくらい、愛を囁いて、それから、何度も、俺の事、愛してる⁉
そう聞いてくる一樹さん。
姉さんに裏切られ、彼は深く傷付いた。
だからこそ、怖いのだ。
また、裏切られるのではないかーー年が離れている分、疑心暗鬼にもなるわけで。
「心配しなくても、大丈夫だよ。僕は、一樹さんの事、悲しませたりしないから。だから、いっぱい、愛していいよ」
「うん、ありがとう。じゃあ、挿れるよ」
一樹さんは、互いの顔を見れる、この体位が一番好きみたい。
両足を掬い上げられ、秘所を余す事なく、晒され、羞恥心で全身が朱色に染まる。
「何度も、体を繋げてるのに、まだ、恥ずかしいの⁉」
「だって・・・」
目を合わせられなくて、顔を反らした。
「いつまでも、うぶなナオ、俺好き」
奥の蕾に、熱くたぎる硬起した彼の切っ先があてがわれる。腰をゆっくりと進めると、ズブズブと、僕の中に埋め込まれていく。
「っあーーっ、んっ‼」
お腹を競り上がってくる、圧迫感に、大きく背がしなる。
「ナオのすごい。きゅうきゅう締め付けてくる」
一樹さんのカタチを体が覚えてて、離さないとばかりに、肉襞が彼の雄に絡み付く。
「気持ちよ過ぎて、頭の中、おかしくなりそう」
ゆるゆると抽送が始まるもの、すぐに、ずんずんと、強く深く、突き上げる、力強い律動に変わっていってーー。
「一樹さん・・・っあ・・・はげし・・・っあん‼」
身悶えながら、彼の首にしがみついた。
グニュッ、グニュッと、彼が動く度、粘着性の音が響く。
僕のもすっかり屹立し、鈴口から蜜がとめどなく溢れ出てて、一樹さんは、やんわりと手で握ると、上下にしごき始めた。
「やぁん、だめぇ」
同時に攻められ、シーツを掻きむしりながら、頭をブンブンと振り、喘ぎ続けた。
ビクンッ、ビクンッと、腰が跳び跳ねる。
「一緒に、いこう」耳元で囁かれ、より一層、彼の動きが激しくなる。
うん、うんと、頷くと、蜜まみれの僕のに指を絡め、カリ首を、ヌチュヌチュと搾るように扱く。
「あぁぁ・・・っーー!!」
全身に甘い痺れがはしり、甲高い声を上げて、彼の手の中に精を吐き出していた。
力が入らない腕で彼に必死でしがみつき、大きく息をしていると、彼かぎゅっと抱き締めてくれた。
その直後。
お腹の奥で、彼の熱い白濁がはぜた。
彼ので満ち溢れていく幸せに、うっとりしていると、こめかみに何度もキスを降らせてくれた。
「愛してる」
「一樹さん、僕も・・・」
体を重ねる度、彼と、海斗と離れたくない思いが込み上げてくる。
「ずっと、そばにいたいよ」
ぎゅっと彼を抱き締めると、「俺もだよ」そういって、口付けをしてくれた。
そして、その直後ーー。
ぐーぐーと、お互い、派手なお腹の音が鳴って・・・。
「余韻に甘く浸る雰囲気じゃないね」どちらともなく笑いだした。
「ごめんなさい」
「俺もだな」
「急いで、ご飯つくるね」
そう言ったものの、足腰が立たなくて・・・。結局、一樹さんに、抱っこされ浴室まで連れていって貰い、一緒に、シャワーを浴びた。
「だめ、変なとこ、さわっちゃ」
石鹸で洗ってくれるのは嬉しいんだけど。かなり、敏感になってるの。そこ‼
「え゛ーー‼」
「ご飯抜きになるよ」
いたずらっ子の彼の手を押さえるの本当に大変。
「ご飯たべさせて」
最後はこんな感じで項垂れる彼。尻に敷くって、こういう事なのかな?
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