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「だから、なんで、僕の部屋にいるの?」
お風呂に入り、海斗の隣の、自分の部屋に戻ると、彼にベットを占領されていた。
「一緒に寝ようよ、たまには」
「たまには、って、ここ毎日でしょ。シングルに二人はきついし、暑苦しいし・・・って、か、海斗!」
ぐいっと、手を引っ張られ、ベットに引きずり込まれた。
「ナオの匂い、好き」
むぎゅーとハグされ、頬をスリスリされ。
あっ、暑苦しい・・・。
身を捩って、逃げようとしたけど。
今度は、腰に、腕が回ってきて。
「ナオ、寝るよ」
って、海斗!
焦る僕には、お構いなしで。
何気に僕のに当たってるんだけど・・・そ、その・・・股間が・・・すでにカタチを変えているのが。
「ナオの、心臓の音、ヤバイくらい早いよ。何、動揺してんの」
くすくすと、笑われた。
流石、幼な馴染み。
彼は、僕の事、なんでも知ってる。
余計な事まで。
「動揺してない」
ぷいっと、そっぽ向いて、寝たフリを決め込んだ。
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