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暑さが少し和らいだ8月の終わりになっても、全く連絡はなかった。 徐々に気持ちは焦りを感じていたが、焦っても何が変わるわけではないことは芳樹が一番よく分かっていた。 それでも気持ちは落ち着かなかった。 その不安を拭い去るかのように、彼は仕事に、生活に没頭した。 しかし無情にも、時だけは一定の間隔で、規則正しく進んでいた。
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